入院を前にして、担任の先生が来てくださった。
薫の病気のことをクラスで話した時、ちょっといろいろあって、ある子どもが「病院で亡くならないでね」と言い、周りの子どもも何人か笑ったとのこと。そのとき、薫も笑っていたらしい。なんとなく状況が分かるような気がする。 正直言えばその子どもも周りの子どももなんてことを・・・って感じなのだけれど、先生の話を聞いて、違う想いも出てきた。 自分も学校という現場におり、いろんな子どもたちを見、いろんな状況に遭遇してきた。そんな中でありがちなことだなぁと思った。 確かによいことではない。 でも、まだ小学1年生の子どもに、薫の病気の深刻さが果たしてどれだけ理解できただろうか。普段とても元気にしている薫を見て、たいしたことないと思いはしないか。みんなにある意味ちやほやされているのを見て、あまりいい気分がしなかったのではないか。 そう思うと、逆に、先生に怒られ、もう一度考える機会を与えられた子どもたちは幸せであり、薫にとってもありがたいことになったんだと思える。 きっとその子は今、とても辛い思いをしているのではないかと思う。周りで笑った子どもも。 でも、マイナスに考えないでもらいたい。 プラスに考えることで、薫が戻ってきたとき笑顔で迎えて欲しい。 考え過ぎかなぁ? だけど、周りの子どもたちと一緒に笑った薫の気持ちを思うとたまらなくなる。
by kazekaoru_y
| 2005-09-08 23:58
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